図工室の椅子みたいな箱型の楽器。その名はカホン
カホンを使った演奏活動、レッスンを行ってる
歌モノカホニスト のらっきょです。


普段はtwitterによくいます。らっきょのTwitterはこちら

Facebookもたまに。こちら

カホンの”いい音”?"叩き方"? 仙人さんとのワークショップを終えて。

f:id:rakkyo_caj_cam:20190224144409p:plain



おはらきょ。

歌モノカホニスト らっきょです。

 

先日、佐藤仙人文弘さんとのカホンワークショップが無事終了しました!

カホンを最近習い始めたお子様をはじめ
カホンを普段からライブで使用するミュージシャンも来てくださりました。

2時間みっちりカホンを叩いてたのですが、
仙人さんが今回のワークショップでしっかりと1時間ほどかけて伝えてくれたこと。
それは

「いい音(音色)を出すこと」

でした。

僕が以前仙人さんに個人レッスンを受けたときの記事を書きましたが


そのレッスンでは「音の出し方」をひたすらに教えていただきました。
体の使い方と意識を変えるだけでほんとに音は変わるんです。

rakkyo-caj.hatenablog.jp

今回のワークショップ内でも開始時と終了時で
参加者全員、音は抜群に変わりました。
特に音の響き方と音量。

どういったことを変えたのか? をネタバレしないぎりぎりまで書くとしたら・・・

 

●脱力!
●思ってるよりも上!
●箱を叩くんだよ!
●音=(空気の)振動

 

です。


詳しく知りたい方は仙人さんのカホンレッスン受けて下さい。。
ほんとに音が変わるからね。(2回目)

その他、昨日のワークショップでは
キューバ式のカホンのリズム
・スペイン式(フラメンコ)のリズム
についても触れました。

もはや仙人さんのワークショップになってしまいましたね・・・
マジで何も出来てなかったっす僕・・・

~~~~~~~~~

”いい”音の出し方をしっかりと理解して
出せるようになっておくこと

 

これが人前に立ってミュージシャンとして演奏するからには
必要不可欠だな。と
昨日の帰りに強く感じていました。

 

(めちゃくちゃ当たり前のことなんやけどね・・・!)

 

ここ最近、僕の中で「いい音」というのが
わからなくなっていたのです。

 

この世には僕が一生かけても聴ききることが出来ないほどに
いろんな音楽があります。
音楽に正解なんて何一つなくて
(この時期のこの地域のこの世代のこういう考えの人にはウケやすい、
っていう商業的な正解みたいなものはあるけど)
チープな音がいい
ローファイな方が良いという場合もあるし。

 

でも、チープな音を使うには
「いい音を知っているから敢えて外す」
という選択を行っているはず。

 

仙人さんも、
「J-POPでは、今伝えた叩き方とは敢えて異なる
薄い音を出した方が音楽に合うことがある」
とワークショップ内で仰っていました。

 

僕自身の経験で言うと

カホンを使ったライブでは
マイクを立てて演奏することがほとんど。
お客さんにはカホンそのものの音とは違った、
マイクに入った音が聞こえることになります。

”敢えて”低音の響きを出しすぎないように
ネジの締め具合や中の吸音材で調整するのです。

 

でもそれは
”いい”音の出し方を知ることができたから。

実際、世に出回っているカホン教則本やDVD、Youtubeでは
”いい”音の出し方について言及してるものはほとんど無いんです。

僕にとってこの教則本はとても参考になりました。


この教則本
フラメンコカホン奏者 パキート・ゴンザレス監修のフラメンコカホン教則本
ブレリア・ソレアといったフラメンコにおける楽曲でいろんなリズムパターンを網羅しています。
そして、この教則本に付属しているDVDでは
日本の教則DVDではまあ見られない奏法がいっぱい。。。

少しチラ見せするとこんな感じ。


El Cajon Flamenco de Paquito Gonzalez

この映像だけでもだいぶ参考になるよ・・・!

 

普段のワークショップでは音の出し方をあまり言及せずに
カホンを楽しもう!と言ってはいますが
せっかくカホンを叩くなら
より良い音を出せるようになってほしい・・・!!

 

 

今回のような「音色」と「海外におけるカホンのリズム」に絞ったワークショップは
僕にとって 教えている側にとっても自分の演奏の元になる
一打 一打の音 そのものを
見つめ直せるいい機会になりました。